脂質の低いココアって無いものなのかと思って探していたのですが、ココアの代用としてキャロブパウダーというものがあることがわかりました。
イナゴマメというものを粉末にしたもののようです。
ウィキペディアによると
キャロブは主に地中海付近で栽培されるマメ科の植物で、カルシウムや鉄分、食物繊維等を豊富に含むため、日本では主に健康食品として用いられる。特に、キャロブの鞘から抽出されるピニトールには、血糖値改善作用や肝機能の改善効果が認められる。キャロブパウダーは莢の中の黒い果肉部分を粉末状にしたもので、現地ではコーヒーやココアの代用品として用いられている(カフェインは含まれていないが、鉄分の風味が幾分強め)。
果肉自体に甘みがついているため、キャロブを使ったチョコレートのような菓子も作られている。風味もチョコレートによく似ており、チョコレートアレルギーを起こす子供やペットでも安心して食べられる。ただしキャロブ自体にアレルギー反応を起こす人もいるため注意が必要。清涼飲料、コンポートやリキュールの材料にもなっている。
種子からはローカストビーンガム(英語版)が得られる。
種子は大きさや重さがほぼ均一であったことから、ギリシャ語名が宝石の重さや金の純度を示す単位「カラット」の語源ともなった。
だそうです。
今回はこちらを購入しました。
150g入りで250円程なので、ピュアココアよりは多少低価格でしょうか。
100gあたりの栄養成分をピュアココアと比較すると以下のようになります(ピュアココアの成分値は日本食品標準成分表2015年版(七訂)を参照)
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 | |
ピュアココア | 271g | 18.5g | 21.6g | 42.4g | 0g |
キャロブパウダー | 395g | 11.7g | 9.1g | 66.6g | 0.1g |
脂質は半分以下になっています。
また、ノンカフェインであるため、カフェインが気になる人には嬉しい飲み物ではないでしょうか。
一方で、カロリーはピュアココアの1.5倍程あるのが意外でした。脂質が少ない分低カロリーかとも思ったのですが、そうでもないんですね。
ネットではキャロブパウダーにカカオバターを加えてチョコレートのように固めるレシピがありました。キャロブパウダーの使用量にもよるでしょうけれど、場合によってはチョコレートよりも高カロリーになってしまうこともあるのではないかと思ってしまいました。
とりあえず低脂肪牛乳に溶かしてみました。
見た目はココアというよりカフェオレでしょうか。
飲んでみると、ココアの雰囲気はあると思います。ココアの代用品だと思って飲めば、こんなものかなという感じでしょうか。想像とは違いましたが、嫌いな味ではありませんし、冷たくしてもおいしそうなので、暑くなるこれからの時期にいいかもしれませんね。
それと、砂糖を入れていないのに甘みを感じます。果肉自体に甘みがあるということなので、自然な甘みということですね。病気になる前の私は甘い物は苦手な方だったので、砂糖を入れない状態でも甘さは十分と感じていたでしょうね。
現在の私は甘い物が好きなので、砂糖を入れたほうが好みの味になります。
飲んでいると口に多少粉っぽさが残る感じがしますが、味自体は嫌いなものではないです。
飲み物としてではなく、お菓子作りに使うとまた違うのかもせれません。ネットで見ると、キャロブパウダーを使ったケーキやクッキーなどのレシピが結構出てきますので、
お菓子との相性は悪くないということでしょう。
何かに使ってみようと思っています。