なつめチップスという商品を買いました
スーパーで偶然見かけました。
なつめという名前は聞いたことがありますが、食べたことは無く、興味があったので栄養成分をチェックすると100gあたりの脂質は0.9g程。
これなら食べてもいいかなと思って購入しました。
なつめは福井県や岐阜県などで作られる果物で、果実は2~4㎝の卵型をしており、生の果実はリンゴのような歯触をしており甘酸っぱさが特徴だそうです。
しかし、日本における食品の栄養成分の基礎的データ集である日本食品標準成分表には生のなつめのデータって載ってないんですね。
日本では生で食べる習慣はまだ一般的ではないか、または最近始まったものなのでしょうか。
なつめの栄養成分
乾燥なつめのデータになりますが、日本食品標準成分表(2015年版(七訂))によると
100gあたりの栄養成分はエネルギー287kcal、たんぱく質3.9g、脂質2.0g、炭水化物71.4g、食塩相当量0gとなっています。
他には、乾燥して水分が抜けているため乾燥に影響されない成分は凝縮されており、食物繊維は12.5g(水溶性2.7g、不溶性9.8g)も摂れます。
食物繊維の中でも不溶性食物繊維が豊富ですね。
不溶性食物繊維は胃や腸で水分を吸収して大きくふくらみ、腸を刺激して蠕動運動を活発にして便の量を増加させる働きがあるそうです。
また、水溶性食物繊維には及ばないようですが、腸内でビフィズス菌など善玉菌のエサとなり善玉菌を増やすので整腸作用もあります。
ミネラル類も豊富なようです。ナトリウムの排出を促すカリウムが多く摂れるので塩分の摂り過ぎを調節してくれる食べ物なのかもしれません。
日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、生活習慣病の予防を目的とした1日当たりのカリウム摂取の目標量を成人男性3,000mg以上、女性2,600mg以上としていますが、乾燥なつめは100g中のカリウム含有量が810mgあるので、かなりの量を摂れることになりますね。
なつめチップスの味や食感
袋を開けてみるとこんな感じになっています。
種を取って乾燥させてものをスライスしたもののようですね。
生のなつめは甘酸っぱさがあるそうですが、乾燥したからでしょうか、酸味は抜けていて甘みだけが残っています。
砂糖のような強烈甘みではないためかあとを引くような甘さではなく、やさしい甘みです。
サクサクとした食感なのですが、適度な歯ごたえもあり、咀嚼の回数が必要なため少量で満足感が得られる感じです。
甘さの性質と相まって、小腹空いたときに間食として食べるとカロリーの摂り過ぎを防げるかもしれません。
ダイエット中の間食としてナッツが紹介されているのを結構みかけるのですが、脂質制限のある身では脂質の多いナッツ類は間食として食べるのは厳しい食材です。
なつめチップスは間食によさそうです
このなつめチップスの栄養成分は100gあたりで
エネルギー307kcal、たんぱく質4.9g、脂質0.7g、炭水化物70.2g、食塩相当量0.06gとなっています。
私は20g程食べたら結構満足してしまいました。このときの脂質は約0.1gです。カロリーも約61kcalと少なめですか、これなら安心して食べられますね。
ナッツ類を食べた場合、例えばアーモンドを20g食べたとすると、脂質は約10.4g。1食の上限10gを超えてしまいます。また、カロリーも約117kcalと、なつめチップスの約2倍です。
ここのところ、家に居る時間が増えたためか間食を食べることが多くなってしまっていました。
少量でも満足でき低脂質である食材というものを探したことはありませんでしたが、なつめチップスがその役割を果たしてくれそうです。
私のような脂質制限者にとって、なつめチップスは結構ありがたい食べ物だと思います。