ALT、AST、γ-GTPと慢性膵炎

慢性膵炎の定期検査に肝機能の検査項目

私は3ヶ月毎に血液検査をしているのですが、検査項目にはALT、AST、γ‐GTPという項目があります。

ALTとASTはアミノ酸の生成にかかわる酵素で、肝臓に多く存在しているため、肝臓の細胞が壊れるようなことがあると血液中に出てくるため数値が上昇します。よって、肝細胞の障害の有無を調べることが出来ます。

γ‐GTPは解毒作用に関係している酵素で、肝臓や胆管の細胞が壊れると血液中に出てくるため数値が上昇します。
ALT・ASTと同様、肝細胞の障害の有無を調べることが出来ます。また、アルコールに敏感に反応するため、普段からよくお酒を飲む人では数値が上昇するそうです。

前回の検査ではALTとASTがともに基準を超えていたのですが、ある程度想像はついていました。というのも、4月と5月はほとんど家に居たのですが、ずっと家に居ると何か食べてしまうことが多く、体重が増えていました。ですから、おそらく脂肪肝になっているだろうなという予想はしており、その通りの検査数値が出たので、先生にそのことを伝えると納得したようでした。

前にも肝臓の数値が高いかったことがあり、この時はγ-GTPでしたが、その時も肝臓に影響がありそうな食生活について確認されて終わってしまったのでそれ以来意識していませんでしたが、再度肝臓の数値が悪かったことで、膵臓の定期検査で肝臓の数値を調べるのはなぜなのかということが気になるようになりました。

肝臓と膵臓の関係

肝臓と膵臓は、どちらも消化器の中の消化腺に分類され、近い位置にある臓器なので、ある程度の関係はあることは想像がつきます。例えば、肝臓で作られる胆汁は膵液の消化酵素が効率よく働くよう作用しています。膵液に含まれるリパーゼという酵素は脂質を消化する酵素ですが、胆汁には食物中の脂肪を乳化し、細かく粒にすることでリパーゼが働きやすくする作用があります。

ALT、AST、γ-GTPと膵臓の関係

肝臓と膵臓の関係

肝臓で作られた胆汁は胆のうに蓄えられ、総胆管を通って十二指腸に送られます。何らかの理由で胆汁の流れが減少または停止することを胆汁うっ滞といい、黄疸、濃い色の尿、薄い色の便、全身のかゆみなどの症状が出るそうです。
総胆管は膵頭部を貫いて十二指腸に繋がっているため、膵頭部で炎症が起きたり、がんが生じたりすると総胆管が圧迫されて胆汁うっ滞が起こるそうです。

ですから、私の血液検査にALT・ASTがあるのは胆汁うっ滞の有無を確認し、膵炎が起きていないか、あるいは膵臓がんの可能性はないかということを探るために検査するというのが目的なのだと思われます。

慢性膵炎患者は膵臓がんのハイリスク群です。そして膵臓がんは進行が早く、早期発見がとても重要なため、腫瘍マーカー以外にも色々な方法で確認しているのではないでしょうか。

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