慢性膵炎に見舞金を支給してくれる自治体

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見舞金

病気の人に対する見舞金制度

慢性膵炎患者に対して見舞金を支給してくれる自治体があるんですね。
長野県の松本市では指定難病、ウイルス肝炎、小児慢性特定疾病の医療費受給証を持つ場合のほか30種類の疾患の患者について「特定疾患患者見舞金」が支給されます。
この30の中に慢性膵炎も入っていました。

特定疾患患者見舞金 松本市ホームページ (2020.10.1閲覧)

特定疾患というのは、昔は難病のことを指す言葉だったと思います。
私が慢性膵炎の診断を受けた頃は、慢性膵炎は「難病」に分類されていたと思いますが、現在では「難病」とういうと、法律に規定のある「指定難病」のことを指しているように思います。

難病とは

2014年に成立した「難病の患者に対する医療等に関する法律」(難病法)において、以下の4つの条件を満たすものが「難病」と定義されています。

1 発症の機序が明らかではない
2 治療方法が確立していない
3 希少な疾患である
4 長期の療養を必要とする

上記の条件を満たし、かつ、次の2つの要件も満たすものを指定難病と呼ぶそうです。

1 患者数が日本において一定の人数(人口の約0.1%程度)に達しないこと
2 客観的な診断基準(またはそれに準ずるもの)が成立していること

指定難病は現在333種類の病気が対象となっています。最近だと、「潰瘍性大腸炎」が有名になりましたね。

指定難病と診断され、さらに症状の程度が一定程度以上の場合、申請により医療受給者証が交付され、毎月の医療費の自己負担額上限が減額されます。

 

階層区分 階層区分の基準{( )内の数字は、夫婦2人世帯の場合における年収の目安} 自己負担上限額(外来+入院)(患者負担割合:2割)
一般 高額かつ長期
人工呼吸器装着者
生活保護 ────── 0 0 0
低所得Ⅰ 市町村非課税(世帯) 本人年収~80万円 2500 2500 1000
低所得Ⅱ 本人年収80万円~ 5000 5000
一般所得Ⅰ 市町村民税7.1万円未満(約370万円~約810万円) 10000 5000
一般所得Ⅱ 市町村民税7.1万円以上25.1万円未満(約370万円~約810万円) 20000 10000
上位所得 市町村民税25.1万円以上(約810万円~) 30000 20000

患者数が少なく、研究が進んでいない病気では、行われている治療法が正しいかどうかもわからないけれど、それでも治療として実施するしかないという状況もあると思います。中には、健康保険の効かない治療法を試すということもあると思います。

緊急事態宣言が出ていた頃の新型コロナウイルスに対しての治療法はそんな感じでしたよね。

その治療がどれくらい有効なのか、まだはっきりとした答えが出ていない治療を続けなければならないかもしれない患者さんには色々な負担が大きくのしかかっていくでしょうから、この制度により、少なくとも金銭的負担を和らげることができるということなのだと思います。

それと比べれば、慢性膵炎も治らない病気ではありますが、対処がわかっている場合もかなりあります。

私の場合、主膵管の狭窄が主な症状でしたが、完全に閉じてしまわないようにステントを挿入するという処置がとられました。

ステント交換のため3か月ごとに入院する必要はありますが、ステント交換の度に徐々にステントを太くしていき、ステントが最大サイズになったらステント無しの生活にして経過を観察し、主膵管の狭窄が出ないようならステントの挿入は終了し、経過観察のため定期的な検査による通院に切り替える。

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私の時は、最初のほうは3か月ごとに画像検査・血液検査・尿検査を行っていましたが、やがて画像検査は半年に1度になり、尿検査はなくなりました。
今は3か月ごとの血液検査と半年に1回の画像検査だけになりましたので、入院生活を送っていたころと比べれば負担はかなり減っていると思います。

たまに痛みが発生することはありますが、膵炎の痛みに有効な痛み止めとしてロキソプロフェンが処方されているため、痛みのせいで集中ができず仕事に支障が出るということもないです。

疼痛が収まらない場合は膵臓に対する外科的治療により症状が改善することがあるということも先生から教えていただきました。

これも、慢性膵炎という病気について研究が進んでいるおかげで、ある程度対処法が確立されているからこそできたことだと思います。

完治させる方法が見つかっていなくても、日常生活の不自由はかなり少なくなっているといえるでしょう。

ですから、慢性膵炎に対する医療費の助成制度が無いのは残念ですが仕方ないのかもしれません。

貰えるなら貰っておきましょう

しかし、松本市では助成金ではありませんが見舞金が支給されます。
支給額は年間12000円で、申請は必要ですが毎年支給があります。
大きな金額ではないかもしれませんが、慢性膵炎が一生治ることはない病気であることを考えれば、決して小さな金額というわけでもないと思います。

残念ながら私は長野県には住んでいませんし、自分の住んでいる地域にはそんな制度はありませんでした。しかし、慢性膵炎でなくても、自治体独自の補助金制度の対象になっている方もおられるかもしれませんよ。

医療費は削るわけにはいかない費用ですから、貰えるものがあるなら、貰っておいて損はないはずです。

 

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