膵炎の薬が注目されていますね

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薬イラスト

新型インフルエンザ薬の「アビガン」を新型コロナウイルスの治療薬として正式承認するための動きが始まるみたいですね。

他にもエボラ出血熱の薬である「レムデシビル」も治験がスタートしているそうで、徐々に新型コロナウイルスの治療について希望が見えてきた感じです。

また、膵炎の薬である「フサン」(ナファモスタット)についても観察研究として事前に同意を得た患者への投与を始めるそうです。

 

フサンが新型コロナウイルスに効果があるかもしれないというニュースは1週間程前に見ましたが、どうやら効果があると認められたということでしょうか。

インフルエンザもエボラ出血熱もウイルスによる感染症ですよね。ですから、その治療に使われている薬が新型コロナウイルスにも効果が期待できるというのは理解できるのですが、たんぱく質分解酵素阻害薬であるフサンがウイルス感染症に効果があるという理由が、私には全く想像が付きませんでした。

 

調べてみても今ひとつ理解できなかったので間違えているかもしれませんが、以下のようなことだと思います。

 

まず、ウイルスは自分では数を増やすことができず、他の細胞と融合しその細胞を利用して増殖するそうです。

 

融合するためには細胞と結合しなければならず、新型コロナウイルスは表面にSたんぱく質という突起のようなものを持っており、人の細胞にはこのSたんぱく質を受け入れてしまう部位があって、両者が結合するようです。

 

ただ、そのままではSたんぱく質は細胞と融合はできないそうで、ウイルスと人の細胞が融合するには結合したSたんぱく質が活性化される必要があり、この活性化のきっかけとなるのがたんぱく質分解酵素であるということのようです。

 

ですから、たんぱく質分解酵素を阻害する働きを持つフサンが新型コロナウイルスに効果が期待できるということになるわけですね。

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フサンは液体で使用する薬ですよね。では、錠剤として使用するカモスタットはどうなのだろうかと思いましたが、こちらも効果が期待できるようです。東京大学がカモスタットの臨床研究を計画しているという記事がありました。

感染防止に効果が期待できる量は、膵炎の薬として使われている量よりもかなり多くの量が必要と考えられているそうです。

残念ながら慢性膵炎でカモストンを服用しているからといって、新型コロナウイルスへの感染防止が期待できるということにはならないのかもしれません。

しかし、特許は切れているので、もし新型コロナウイルスに対する薬として承認されれば、低い価格でコロナ対策ができるようになるわけで、これはありがたいことなのではないでしょうか。

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