膵臓の主な機能

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勉強

膵臓の主な機能について勉強してみました

 

膵臓の主な機能は大きく分けて2つあります

1、膵液を分泌する
2、ホルモンを分泌する

膵液の働き

・胃を通る時に胃液で酸性になっている食べ物を中和する
(膵液に含まれる消化酵素は酸性だと上手く働かない)
・たんぱく質・脂質・炭水化物の分解に関わる

膵液は弱アルカリ性の液体で、3大栄養素全ての分解酵素を含みます。

膵液は膵臓の腺房細胞(腺房細胞)という細胞で作られ、腺房腔(腺房空)という隙間に分泌されます。膵液は腺房腔から導管(どうかん)という管を伝わり、次第に合流して主膵管という太い管を流れて、十二指腸に出ていきます。
このように、分泌液が導管を伝わって分泌される方法を外分泌といいます。
「体の内部に分泌するのだから内分泌なのでは?」と思ったのですが、口から肛門までの消化器は体の外側と繋がっているので、体の内側ではなく外側と捉えているようです。

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膵臓から分泌されるホルモンの働き

・インスリン
血糖を細胞に取り込ませ、血糖値を下げる
・グルカゴン
グリコーゲンの分解を促進し、血糖値を上げる
(グリコーゲンとは、ブドウ糖が結合したもので、肝臓と筋肉で合成され、貯蔵用の糖として蓄えられます。)

膵臓から分泌されるホルモンは、膵臓のランゲルハンス島という細胞で作られた後、直接血液や体液の中に分泌されます。
このように、導管を経由しないで分泌される方法を内分泌といいます。

昔、高校の生物で「インスリンは血糖値を下げる唯一のホルモンで、膵臓のランゲルハンス島β細胞で作られる」と習ったのを思い出しました。当時は深く考えず覚えていたため、「βがあるのにαはないの?」などとは考えもしませんでしたが、β細胞があるのだから、もちろんα細胞もあります。そして、膵臓のランゲルハンス島α細胞で作られるのがグルカゴンです。
膵臓はα細胞とβ細胞でそれぞれ反対の働きをするホルモンを分泌しているんですね。

分泌量が減るとどうなる

さて、慢性膵炎が進行すると、分泌される膵液とホルモンの量が少なくなります。
膵液の量が減ると、栄養素を分解する能力が低下するので栄養吸収障害が起こります。
例えば、脂質の分解能力が低下すると、脂質は分解も吸収もされずに腸を通過してしまうので、便として排出されるようになります。これは脂肪便と呼ばれます。
こうなると脂質が吸収されないばかりか、水に溶にくく油に溶けやすい栄養素(ビタミンA・D・E・Kなど)も吸収できなくなってしまいます。

ホルモンの量が減ると、血糖値を上げたり下げたりする働きが低下するので、血糖のコントロールが上手く行かなくなり、やがて糖尿病になります。膵臓の病気でインスリン分泌能力が低下して発症した糖尿病を膵性糖尿病と呼びます。一般的に、糖尿病と言えば2型糖尿病を指すことが多いですが、
(2型糖尿病って何?という方はこちらもどうぞ→2型糖尿病について
2型糖尿病と違い、膵性糖尿病では血糖値を上げるグルカゴンの分泌量も低下しているため、低血糖にも注意しなければなりません。そのため、インスリンだけではなく、低血糖に備えてブドウ糖も常備する必要があります。
血糖管理がかなり大変になることは容易に想像できます。

血液検査の結果を見ると、私の膵臓はまだ、かろうじて膵臓としての働きをしてくれているようです。いつかは働かなくなってしまうのかも知れませんが、なるべく先の話であってほしいものです。

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