膵臓がんの10年相対生存率は16部位中最下位

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消化器

国立がん研究センターから2002年~2005年にがんと診断された患者の部位別10年生存率が発表されましたね。

 

部位別相対生存率(%)

前立腺 甲状腺 子宮体 子宮頸 結腸
2002~2005年 95.7 84.3 83.9 80.0 69.0 67.2
2001~2004年 92.4 86.0 82.8 79.0 69.8 67.1

 

大腸 直腸 膀胱 腎臓など 咽頭
2002~2005年 66.3 65.1 64.6 64.2 63.3 60.7
2001~2004年 65.9 64.2 63.5 64.3 62.4 58.3

 

卵巣 食道 胆嚢胆道
2002~2005年 45.0 31.0 30.3 16.2 14.6 5.4
2001~2004年 44.5 30.4 28.4 15.2 14.6 5.0

全がん協加盟施設の生存率協働調査/全がん協生存率より作成

 

慢性膵炎の私としては1番気になる膵臓がんの10年生存率は相対生存率で5.4%、16部位の中で16番目と、1番低い数値です。15番目の肝臓が14.6%ですから、他の部位と比べるとかなり低い数値と言っていいと思います。

 

膵臓がんは死亡数で見ても上位に位置しています。

2017年のデータですが、膵臓がんの死亡数は

男性では5位、女性では3位で、男女合計では4位になっています。

昔はがんの上位3つといえば胃・肺・大腸で、4位か5位ぐらいに肝臓だったと思いますが、いつの間にか膵臓もそこに入ってきていますね。

最近は、胃がんが減少傾向で、膵臓がんは増加傾向にあるそうです。

このまま行くと、膵臓がんは患者数が増加していくのに生存率は最低という、非常に怖いがんになっていきそうです。

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ところで、相対生存率という言葉はあまりなじみが無いかもしれません。

5年相対生存率の説明があったので載せておきます。

 

あるがんと診断された場合に、治療でどのくらい生命を救えるかを示す指標。あるがんと診断された人のうち5年後に生存している人の割合が、日本人全体*で5年後に生存している人の割合に比べてどのくらい低いかで表します。100%に近いほど治療で生命を救えるがん、0%に近いほど治療で生命を救い難いがんであることを意味します。

* 正確には、性別、生まれた年、および年齢の分布を同じくする日本人集団。

国立がん研究センターがん情報サービス「5年相対生存率」より引用

 

膵臓がんは治療が難しいがんということですね。

特徴的な症状がなく早期発見が難しいそうですし、身体の真ん中ぐらいの位置にあるため手術が難しいであろうことなどが影響しているのだと思います。

 

それでも前回の値よりは数値が上昇しているので、治療法は少しずつですが進歩しているということなのでしょうね。

 

現在のところ、膵臓がんの治療法としては、手術(外科治療)、薬物療法(化学療法)、放射線治療の3つが標準的な治療法として存在するようです。

免疫療法は膵臓がんに対してはっきりと延命効果が確認されたものはないそうですが、免疫療法の新たな可能性として話題になった免疫チェックポイント阻害薬を使用した治療の効果はどうなんでしょうかね。そのうち結果が出てくるんでしょうけど、膵臓がんにも聞いて欲しいものです。

膵臓がんの生存率が、せめて10%台になってくれていれば、まだ多少は生きる希望も持てそうな気がします。

 

 

参照

国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ「膵臓がん 治療」<https://ganjoho.jp/public/cancer/pancreas/treatment.html>(2019年4月11日アクセス)

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