献立
たらの煮付け、なすの味噌炒め、ほうれん草とたまねぎの和え物、ヨーグルトのはちみつがけ
「慢性膵炎試験的レシピって何?」という方はこちらをご一読ください。
→慢性膵炎試験的レシピを見てみる
栄養成分
|
エネルギー
(kcal) |
たんぱく質
(g) |
脂質
(g) |
炭水化物
(g) |
食塩相当量
(g) |
たらの煮付け | 152 | 18.6 | 0.2 |
15.8 |
1.8 |
なすの味噌炒め | 51 | 1.3 | 3.4 | 4.2 | 0.6 |
ほうれん草と玉ねぎの和え物 | 20 | 1.6 | 0.2 | 3.6 |
0.9 |
ヨーグルトのはちみつがけ | 57 | 4.0 | 0.3 | 9.8 |
0.1 |
合計 |
280 | 25.5 | 4.1 | 33.4 | 3.4 |
材料(野菜の重量は可食部の重量です)
たらの煮付け
まだら切り身100g、水50g、しょうゆ10g、酒10g、みりん5g、砂糖5g、さつまいも20g
なすの味噌炒め
なす60g、油3g、だし汁10g、みそ5g
ほうれん草とたまねぎの和え物
ほうれん草40g、たまねぎ20g、しょうゆ3g、和風だしの素1g
ヨーグルトのはちみつがけ
無脂肪ヨーグルト100g、はちみつ5g
作り方
たらの煮付け
1 さつまいもは食べやすい大きさに切って茹でる(鍋がボコボコ湧いている状態だとさつまいもが煮崩れるので弱火で煮立たせないように加熱します)。竹串がスッと入るぐらいになったらザルにあげておく。
2 たらは霜降りをする(ボウルにたらを入れて熱湯を注ぎ、表面が白くなったらOKです。)
3 鍋に水、しょうゆ、酒、みりん、砂糖を入れよく混ぜたら火にかける。沸騰したら2のたらを入れて鍋の大きさぐらいに切ったアルミホイルをかぶせて弱火~中火で加熱する(かぶせたアルミホイルが煮立った調味料の泡で浮いている状態をキープできる火加減)
魚に火が通ったら器に盛り、煮汁をかけてさつまいもを添えて完成。
(火加減にもよりますが、5~10分もあれば大丈夫です。煮汁が無くなりそうなら水を足しましょう)
なすの味噌炒め
1 だし汁で味噌を伸ばしておく。
2 なすはへたを落とし、長さを半分にしたら縦にも半分にし、4等分になったなすを更に縦に4等分にする。(アクが気になる人はボウルに水を貯め、そこになすを入れてアク抜きしましょう)
3 フライパンに油を引き、重ならないようになすを並べて火をつける。弱火で1分焼いたら裏返して蓋をし、1~2分蒸し焼きにする)
4 1を加えてなすに絡めたら完成。
ほうれん草と玉ねぎの和え物
1 ほうれん草は3センチの長さに切り、玉ねぎは線維と平行に1~2ミリ幅にスライスする。
2 それぞれ好みの固さまで茹でたらザルにあげる(一緒に茹でるなら玉ねぎから先に入れて1分程ゆでてからほうれん草を入れましょう)
3 2をボウルに入れ、しょうゆ、だしの素と和えたら完成。
ヨーグルトのはちみつがけ
1 ヨーグルトを器に盛り、はちみつをかける。
感想
たらの煮付け
味は薄めですが、塩味と甘みのバランス的には甘めの勝る味付けになりました。調味料を倍ぐらいに増やしたらいいおつまみになりそうですが、酒を飲まない私にはこれぐらいでいいと思います。
脂質にかなり余裕があるので、赤魚やカレイでもいいと思います。ただし、子持ちカレイだと(100gあたり6.2g)脂質がオーバーしてしまうので、もし使うならなすの味噌炒めから油を減らしましょう。
付け合せのさつまいもは、量を間違えています。試験的レシピ1の献立では既に里芋100g(0.7点分)を使っているので、さつまいもを使うなら20g(0.3点分)でよかったんです。献立を立てた時には計算間違いをしていたのか気が付かなかったのかは覚えていませんが、エネルギーにして13kcalの差ですし、実験的レシピってこういうことかなと思い、一旦はそのまま掲載しましたが、後から栄養成分はさつまいも20gのもに修正しました。芋類から1点摂取というルールを守れていないのは良くないと考え直したためです。ですので、分量通りに作るとさつまいもは写真よりも少なくなります。
なすの味噌炒め
60gのなすに3gも油を使って炒めただけはあります。ちゃんと炒めものの味がしますね。塩味は少し濃いぐらいかも知れません。病気が分かってからは、なすの調理法は焼くか煮るかでしたが、やっぱりなすは油と合います。
ほうれん草とたまねぎの和え物
味はちょうどいいです。いかにも病院で出てきそうな味と内容に仕上がりました。
ヨーグルトのはちみつがけ
無脂肪ヨーグルトを使っていますが、普通のプレーンヨーグルトの脂質は100gあたり3.0g程なので、普通のヨーグルトを使っても脂質的に全く問題なかったです。
この献立はなすに脂質を多く使っていますが、たらに集中して使うやり方もあります。そうすれば、バターを使ってムニエルにしたり、パン粉をつけてカツレツ風にするなどしても、上手くやれば脂質は10gの範囲内に収めることができます。低脂質な生活をしていると中々出来ない調理法なので、試してみるのも面白いと思います。
→慢性膵炎試験的レシピ 1-2を見てみる
→慢性膵炎試験的レシピ 2-1を見てみる