献立
高野豆腐の卵とじ、もやしとしめじの和え物、白菜の味噌汁、果物
「慢性膵炎試験的レシピって何?」という方はこちらをご一読ください。
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栄養成分
エネルギー
(kcal) |
たんぱく質
(g) |
脂質
(g) |
炭水化物
(g) |
食塩相当量
(g) |
|
高野豆腐の卵とじ | 175 | 12.7 | 8.6 | 10.3 | 1.8 |
もやしとしめじの和え物 | 14 | 1.8 | 0.1 | 2.7 | 0.9 |
白菜の味噌汁 | 25 | 1.9 | 0.6 | 3.3 | 1.4 |
果物 | 90 | 0.6 | 0.3 | 23.9 | 0 |
合計 | 304 | 17.0 | 9.6 | 40.2 | 4.1 |
材料(野菜の重量は可食部の重量です)
高野豆腐の卵とじ
高野豆腐(乾)10g、玉ねぎ30g、だし汁150g、しょうゆ9g、みりん4g、酒9g、砂糖4g、卵50g
もやしとしめじの和え物
もやし40g、しめじ20g、和風だしの素1g、しょうゆ3g
白菜の味噌汁
白菜20g、だし汁150g、みそ10g
果物
柿150g
作り方
高野豆腐の卵とじ
1 高野豆腐は水で戻して水気をしぼり、12等分のサイコロ状に切る
2 たまねぎは2~3ミリ幅にスライスする。
3 小さめの鍋(私はフッ素加工のフライパンを使っています)にだし汁、しょうゆ、砂糖を入れ火をつけ、砂糖を溶かす。
4 中火にして1を加え、蓋をしたら弱火にして高野豆腐に火が入るまで煮る(3~5分程度)。
5 蓋を外して玉ねぎを加え、玉ねぎが好みの柔らかさになるまで煮る。
6 溶き卵を加え、蓋をして卵が固まるまで煮て完成(卵を加える際に汁が少ないようならだし汁を足してください。)
もやしとしめじの和え物
1 もやしは洗っておく。しめじは石づきを取ってバラバラにする。
2 もやしとしめじをボイルしてザルにあげておく。
3 2をボウルに移し、だしの素としょうゆをよく混ぜて完成
白菜の味噌汁
1 白菜は洗ってから2cm角に切る。
2 鍋にだし汁と白菜を入れて火にかける。
3 白菜に火が通ったらみそを溶かして完成。
果物
1 柿は4等分に切って皮を剥く。
感想
高野豆腐の卵とじ
この献立は高野豆腐の量を変更しました。献立を立てた当時は高野豆腐を15g(1個)使う計算でいたのですが、今回計算してみると脂質が10gを超えていることが分かり、高野豆腐の使用量を10gに変更しています。この変更により、豆類からあと27kcal程摂取しなければならないので、夕食で調整しています。入院中にベッド上で考えたものですから、こういうことがあるだろうとは思っていましたが、こんなに早く出てくるとは思いませんでした。
高野豆腐は便利な食材だと思います。保存が効く割にはすぐ料理に使えますし、煮汁にいい味が出ます。なので、今回はその煮汁を更に卵にも吸わせてみましょうという料理です。醤油を9g使っているだけあって十分な味です。普段は醤油とみりんを同量で使うことが多いのですが、卵とじにする時は少し甘めの方が美味しいと思い、みりんを少なめにして砂糖を使っています。ご飯に合う味になったと思います。
もやしとしめじの和え物
安定の味です。箸休めに考えるのならば、もう少し薄味でもいいかも知れません。
だしの素を和え物に使うのはTVの料理番組で見たやり方だったと思いますが、これのおかげで和え物が簡単に美味しく食べられるので、野菜不足を補うのに役に立っています。きのこからも旨味が出ているはずなので、私は野菜の和え物を作る時はきのこを入れることが多いです。
白菜の味噌汁
味噌汁はこんなものだと思います。人には塩味を美味しく感じる塩分濃度(0.7%~1.0%)というものがあるそうで、この献立ではだし汁に対して0.8%の塩分濃度になるように味噌の量を設定しています。
果物
今回は種のある柿を使いましたが、種無し柿があればそちらを買おうと思っていました。昔は種無し柿は美味しくないと言われていたように思いますが、今はそんなことは無いです。種無し柿って育成の段階で柿に何か操作をしているのではなく、受粉しなくても実が大きくなる品種の柿なんですってね。種のようなものはあるそうですが、次第に消えてしまうらしいです。ごくたまにですが、種無し柿の中に小さな種が入っているものがありますが、冷夏だったりするとそういう事があるそうです。
今回は計算間違いのせいでたんぱく質が少し低くなってしまいました。一方で食塩相当量は4.1g以上あるのでかなり多めです。汁物が入った献立はそれだけで1.2g程度の塩を使うのでどうしてもこうなってしまうんですよね。
→慢性膵炎試験的レシピ 2-3はこちら
→慢性膵炎試験的レシピ 2-1はこちら